最終的にハイパーインフレに向かうことになります by ジェームス・ターク 2013年4月5日

james turk

ジェームス・ターク

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EK: 日本で行われ始めた景気刺激策について聞きたいのですが。

JT: 現在、どの通貨が一番先にダメになるか、という競馬(競争)が行われてるんです。ドルなのか、ユーロなのか、ポンドなのか、円なのか。今現在は日本円が一番先を走っています。彼ら(日本人)がしようと計画していることは、政府が赤字を増やすことにお金を貢いで、より多くの政府の負債(国債)を買う、ということです。

政府の負債をお金に変化させる(中央銀行が国債を買い、通貨を作り出して支払う)ということは、最終的にハイパーインフレに向かうことになります。

なので彼らはデフレから脱却するだけでなく、ハイパーインフレに向かっているということです。これは他の国々にもハイパーインフレのスパイラルを起すきっかけになるかもしれません。人々は日銀が何をしているかばかりに気を取られていますが、気がついたら自国の中央銀行も同じことをしていたということになるかもしれません。

日本にとって今日は興味深い日でした。日本の債券価格は最初は上がったんです。日銀が政府の負債(国債)を買うと考えられて、需要が増え、金利が下がったんです。

ところが、日銀総裁が「政府の赤字のために出資はしない」と言ったとたん、金利が急騰しました。そこで彼らは撤回し、ようやく金利は通常レベルに戻ったんです。このような乱高下は日本だけでなく、他の工業化された国々でも見られるようになるでしょう。

EK: 日本が堕ちていくことですが、それは金融世界にどれだけの影響を与えますか?

JT: ラクダのこぶを破裂させる藁(ストロー)になるかもしれません。私達は通貨崩壊の過程の途中にいるんです。負債は両刃の剣です。負債は便利でもあり有害でもあります。お金を借りて、その借りたお金を通貨に変化させるということは、世界の通貨の歴史を見れば、それが通貨を崩壊させる方法であることが分かります。

EK:ジェラルド・セレンテが「大規模な銀行の休業(預金封鎖)」がやってくる、と警告していますが、それについてどう思いますか?

JT: ヨーロッパ中央銀行(ECB)とIMFがしていることは、1930年代タイプ(世界恐慌)の結果をもたらしています。世界恐慌の時には預金者のお金が銀行救済のために没収されました。なので、そうですね、私も銀行の休業がやってくると私も思います。それも思ったより近いうちに。

(訳者のコメント)-----------------------------

オーストリア学派の人たちは恐慌を以下の2つのタイプに分けて話をします。

1)1920年代のワイマールドイツで起きたハイパーインフレタイプ
2)1930年代にアメリカで起きたデフレタイプ

1)のドイツで当時使われていた通貨は不換紙幣だったので、政府は借金返済や、銀行救済のために通貨を印刷し続けることができ、最終的にハイパーインフレになり、お金は紙くずになりました。(ちなみに戦後日本で起きたハイパーインフレもこれと同じメカニズムです。)

2)のアメリカで当時使われていた通貨は兌換紙幣だったので、政府は借金返済や銀行救済のために通貨を好きなだけ印刷することが出来ず、デフレになりました。通貨を好きなだけ印刷出来なかったため、政府は預金者のお金を没収したり、国民がゴールドを所持することを法律で禁止して没収し、銀行救済や政府の借金返済に充てました。

ジェームス・タークが言ってるのは、私達はワイマールドイツのハイパーインフレ型の恐慌に向かっているが、どこかの時点で通貨の価値が急落し始めると、政府はお金の印刷を止めなくてはならなくなるだろうと予想しているのだと思います。そうなると、次には預金封鎖をするしかなくなる、と言っているのだと思います。

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