<値上げの秋>牛乳や清酒、豆腐も 円安や原料価格高騰で

<値上げの秋>牛乳や清酒、豆腐も 円安や原料価格高騰で

毎日新聞 9月27日(金)18時58分配信

10月からの主な値上げ

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 円安や原料価格高騰のあおりで、10月から牛乳や清酒、豆腐などが値上げされる。電気料金やガソリン代も上昇傾向にあるなか、春以降は食品を中心に値上げが相次いでいる。景況感の改善が賃上げに結びついておらず、家計を「値上げの秋」が直撃しそうだ。

 明治や森永乳業、雪印メグミルクの乳業大手3社は、10月1日から牛乳の出荷価格を1~4%程度値上げする。米国で昨年発生した干ばつの影響で輸入飼料価格が高騰し、生産者団体からの引き取り価格を1キロ当たり5円引き上げたからだ。業界では「企業努力で吸収できる限界を超えた」(森永乳業)と説明する。

 大手清酒メーカーも同日出荷分から一斉値上げに踏み切る。白鶴酒造や大関などは約2~7%引き上げる。2011年にコメの原産国表示を義務付ける「トレーサビリティー法」の施行を受け、米菓メーカーが日本酒の原料の国産加工用米をせんべいに使うようになり、加工用米の価格が上がった影響が大きい。円安進行で「原料のアルコールや糖類の輸入価格が上昇」(宝酒造)したことも追い打ちをかけた。

 また、関西2府4県の豆腐メーカー18社も、輸入大豆高騰で豆腐や油揚げの価格を約2割引き上げる。この18社が加盟する近畿豆腐油揚販売協議会会長の八陣(はちじん)康夫・京都タンパク社長は「豆腐メーカーはどこも苦しく、値上げの動きは全国に広がるだろう」と話す。

 値上げは食品だけではない。大手旅行各社も10月から海外パック旅行の価格を最大10%程度引き上げる。円安で宿泊代など現地滞在費が上昇しているからだ。

 一方、家庭の電気・ガス料金は11月に若干値下げされるが、高止まりしている。10月の家庭の電気料金は前年10月から147~844円上昇したほか、都市ガスも上がっており、負担が家計に重くのしかかる。

 また、輸入小麦の政府売り渡し価格が10月から平均4・1%引き上げられるのに伴い、日清製粉は27日、12月20日出荷分から業務用小麦粉を25キロ当たり55~100円引き上げると発表した。同社の値上げは今年2回目で、年初から同225~315円引き上げられたことになる。各社も追随するとみられる。

 小麦や牛乳などの値上げは菓子類やパン、うどんなど加工食品にも波及しそうだ。第一生命経済研究所の永浜利広主席エコノミストは「食料や光熱費などの値上げは家計を直撃する。賃上げが広がらなければ来春には消費増税もあり、節約志向が続く可能性もある」と指摘する。【松倉佑輔、横山三加子】

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