お金が経済危機を引き起こすってどういうこと? (1) by ピーター・シフ 

以下は2,3年前にロン・ポール主催の集まりでピーター・シフが行ったレクチャーです。
オーストリア学派の基本的な考え方を分かり易く説明しています。


(04:17→07:29)

ピーター:みなさん、来ていただいてありがとう。ちょっとだけお金についてお話させてもらいます。

お金の役割の一つとして、お金は価値を保存するものでなければならないということがあります。
なぜそれがそんなに重要なことなのかというと、それは貯蓄を容易にするからです。もしお金の価値が時間と共に下がることが分かっていれば、誰もお金を貯めようとは思いませんよね。なので、価値を保存出来るものがお金でなくてはならないんです。

市場経済の中でなぜ貯蓄がそんなに重要なのかというと、現在の(ケインズをベースにした)社会通念とは逆なんですが、消費は経済を発展させないんです。消費が経済を発展させると信じている人達は、つまり馬の前に馬車を置いているのと同じです。実際には何が経済を発展させるかというと、消費の真逆です、それは過少消費、貯蓄、私達が使わないお金です。それらが経済を発展させるのです。なぜならお金を使わずに私達が貯蓄をすれば、そのお金で設備投資、事業拡大、雇用創出などに出資することが出来るんです。経済を発展させる全ての事柄は貯蓄から流れてくるんです。

”ウォール街を占拠せよ”の参加者たちのような人達からよく聞こえてくる声は、「ビジネスは雇用を生まない。」とか、「雇用創出者(ビジネスオーナー)に税金をかけろ」というものですが、それは違う。雇用創出者は消費者です。なぜなら彼らがお金を使ってるんですから、まぁ当然、お客さんがいなければビジネスは成り立ちませんが。この理論が何を見落としているかというと、消費者はどこからお金を得るのでしょう?仕事からですよね?だから消費者が雇用を創出しているとは言えない、なぜなら仕事が存在しなければ消費者は存在しないわけですから。だからこれは逆なんです。

消費者に購買力を与えるものは何なんでしょう?それは彼の生産力です。もしみんな全員が政府のために働いていて、政府がお金を印刷してみんなにお金を配っていたら、需要はなくなります。なぜなら供給がなくなるからです。買うものが何もなくなってしまうわけです。なぜなら誰も仕事をしなくなりますから。

何が購買力を作り出すのかというと生産です。生産は生産力から生まれます。で、何が労働者の生産力を上げるのかというと、資本です。それは彼らが使っている道具や機械などです。彼らが手だけしか使えなければ、彼らの作業効率は落ちるでしょう。貯蓄があるから、それらの道具や機械を買うことが出来るんです。

そして貯蓄は金利を決定するのを助けます。なぜなら金利はお金の重要な一面です。なぜなら金利は価格を表します。全ての価格は需要と供給によって決定されています。供給は全ての貯蓄です。需要はみんながお金を借りたいと思うことです。例えばビジネスのためとか、学費のためとか、車を買いたいとか、政府とか、、、お金を借りる人達の全ては貯蓄と競ってることになるんです。なぜなら、誰かが借りる1ドルは、誰かが貯めた1ドルなわけですから。誰かが使わずに貯めたドルがあるから、誰かがそのドルを借りて投資に使うことが出来るわけです。

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