マネーを生み出す怪物 (1) by エドワード・グリフィン

オーストリア学派の人達の話の中によくマネーを生み出す怪物という本のタイトルが登場します。
連邦準備制度の歴史の本です。

この本を読めば、今世界で起きている世界経済の問題の全てが理解出来ます。

下の動画はその本の著者、エドワード・グリフィンのレクチャーです。

エドワード・グリフィン自身はオーストリア学派としてより、ノンフィクション作家として知られています。
多くのオーストリア学派の人達が「マネーを生み出す怪物」を読むことを推奨しています。
(図書館にもあると思うので探してみてください。)

本は今から20年前の1994年に書かれました。このレクチャーはその頃に行われたものです。



(10:10→15:08)

全ては1910年の11月に始まりました。

ネルソン・アルドリッチ上院議員がニュージャージー駅にプライベート列車を手配し、自分自身と他6人の男達を乗せました。6人の男達はみんな極秘に来るように言われていました。例えば、彼等は一人ずつ来るように指示されていました。一緒にいるところを見られないように、出発前に一緒に食事などしないようにと指図されていました。同時に駅に到着してもお互い知り合いであることを隠して、お互いを無視するように指示されていました。それは新聞記者に見つからないようにするためでした。なぜなら、彼等はみんな有名な人物だったからです。彼等は有名なのでよく駅で記者に見つかっていました。なので、その有名な人物が何人も一緒に駅にいるところが見つかれば、何をしていたのか?など、多くの質問を投げかけられることになるからです。

6人のうちの一人は大きな黒いケースにショットガンを入れていました。もし誰かに見つかって「どこに行のか?」と聞かれた際に、「鴨狩りにちょっと遠くまで」と言うためでした。後にこの男の伝記を書いた人物が言っていたのですが、この男は人生で一度も銃を打ったことはなかったそうです。この集まりに参加するためだけに、銃を誰かから借りたそうです。

汽車に乗った後も、彼等は苗字を名乗らず上の名前だけを言うように、指図されていました。6人のうちの2人はコードネームを使っていました。彼等は汽車の中のサービス係の人達が自分たちの正体に気づくことを恐れたのです。もし正体がバレてそれがメディアに流れたら、この集まりの目的そのものが台無しになってしまうからです。なので、完全な秘密の下でことが行われることが必要だったのです。

汽車は2日かけて南に向かって1000マイル走りました。そして2日目の朝に彼等が起きた時、汽車はジョージア州にある駅に到着しました。そこから船に乗り、ジキル島に降り立ち、そこにあるプライベートクラブハウスに入りました。

そこから9日間に渡って、彼等はテーブルを囲んで、後に連邦準備制度と呼ばれるシステムについて話しあいました。

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(Wikiより)連邦準備制度(FRS)はアメリカ合衆国の中央銀行制度を司る企業体で、ワシントンD.C.にある連邦準備制度理事会(FRB)が全国の主要都市に散在する連邦準備銀行(FRB) を統括する組織形態を特徴とする私立銀行群
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今日、そのクラブハウスを訪れ、中にある廊下の一つを歩いていけば、一つの部屋があります。その部屋のドアに書いてあります。「この部屋で連邦準備制度が作られました。」

話し合いが終わった後、彼等はまた汽車に乗り込み、ニューヨークへ帰っていきました。

それから数年の間、これらの男達は全員「そんな会議はなかった。」と会議が行われたことを否定しました。

連邦準備制度が完全に設立された後、ようやく、彼等はそれについて話し始めました。本を書いた人もいます。雑誌の記事を書いた人もいて、新聞記者のインタビューを受けた人もいます。なので、長い年月が経過した現在、私達は残っている公的な出版物の情報を集め、その会議で何が行われたのか、知ることが出来ます。

これらの男達は誰だったんでしょうか?

一人目はもうさっき言いました。汽車を駅に手配したネルソン・アルドリッチ上院議員です。彼は共和党の院内幹事であり上院議員でした。そして彼は同時にNational Monetary Comission(訳者:直訳すると、「国の通貨の委員会」です)の議長でした。それは議会の特別な委員会であり、銀行改革の法律制定を行うために作られました。銀行は改革が必要だったということです。

この時期、アメリカ人は銀行業界で行われていることに懸念を覚えていました。なぜなら銀行が預金と準備金を保持するという約束を守っておらず、人々がお金を失っていたからです。取り付け騒ぎがあちこちで起きていて、銀行は預金者にお金を支払えなかったのです。

しかし人々が一番心配していたのは、ニューヨークのウォール街にある非常に大きくて力のあるいくつかの銀行のグループに金融界の権力が集中していたことです。このグループは「マネートラスト」と呼ばれていました。これが名称だったんです。新聞でよく使われる表現でした。そして多くの政治家はマニフェストで「マネートラストの支配を潰す」と掲げ当選していました。ちなみにウィルソン大統領はその政治家のうちの一人でした。

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