マネーを生み出す怪物 (7) by エドワード・グリフィン

オーストリア学派の人達の話の中によくマネーを生み出す怪物という本のタイトルが登場します。
連邦準備制度の歴史の本です。

この本を読めば、今世界で起きている世界経済の問題の全てが理解出来ます。

下の動画はその本の著者、エドワード・グリフィンのレクチャーです。

エドワード・グリフィン自身はオーストリア学派としてより、ノンフィクション作家として知られています。
多くのオーストリア学派の人達が「マネーを生み出す怪物」を読むことを推奨しています。
(図書館にもあると思うので探してみてください。)

本は今から20年前の1994年に書かれました。このレクチャーはその頃に行われたものです。



(34:11- 39:48)

(最初から読む方はここをクリック)

連邦議会が国民に向かってこう言ったら国民受けは非常に悪いでしょう。
「私達は沢山のお金をあなた方から取ろうと思っています。一家族辺り、昨年と比較して3000ドル多くあなた方は支払わなくてはなりません。」

彼らは政権の座にそう長く座ってはいられなくなるでしょう。なので、彼らはこのマンドレイク・メカニズムが大好きなんです。国民が、それを自分たちが支払わなくてはならないものだと気付かないからです。

なので、連邦準備銀行の職員がこの小切手にサインをして統治者(政府)に渡した瞬間に、この10億ドルが何もないところから突然湧き出すのです。

次に、銀行カルテルがこの業務提携からどのように恩恵を受けるのかについてお話しましょう。

先ほどの10億ドルの小切手の話に戻って、それを使ってお話します。

財務省の職員がその小切手を連邦政府の当座預金口座に預金します。そしてすぐにコンピューターが動き出し、台帳にこのように出てきます。「連邦政府は10億ドルのお金を口座に持っている。」なので、政府は小切手を10億ドルまで発行することが出来るようになりました。そして、政府はあちこちに小切手を使います。

ではここで、そのうちの100ドル小切手についてお話を進めます。シンプルに話します。

郵便配達員(公務員)が(給与として)政府からこの100ドルの小切手を受け取ります。彼はこの100ドルが昨日までこの宇宙のどこにも存在しなかったものだなどと、夢にも思っていません。しかし、それは現在では政府の小切手なので、どこでも支払いに使えるものです。なので彼は彼の地元の商業銀行にある自分個人の当座預金口座にその小切手を預金します。

連邦準備メカニズムから出て、業務提携している政府の側からも出た、このお金はこの瞬間に、一個人の銀行側に入りました。この銀行も政府の業務提携先です。

100ドルが預金されました。

ここからアクションがヒートアップしていきます。

100ドルが預金されたのを見て、銀行員が融資の窓口へ行き、窓を開けてこう言います。
「皆さん、聞いてください!私達は皆さんに融資できるお金があります!」

これは多くの人達にとって良いニュースです。多くの人々がお金を借りるために銀行に行きますからね。借りられるお金がある、ということは良いニュースです。

銀行はこう言います。
「私達のところに100ドルの預金がありました。しかし皆さん心配しないで下さい。私達は100ドル以上お貸しすることが出来ます。私達は900ドルまで融資することが出来ます。」

「、、、どうやって?100ドルの預金しか入らなかったのに、なぜ900ドルまで貸すことが出来るんですか?」

「連邦準備制度の中ではそんなこと、難しいことではないですよ!」

、、、どのような仕組みになっているかお話します。

(訳者:ここから先では当座預金口座が話に多く出てきます。アメリカでは給与など小切手で支払われますから、一個人でも当座預金口座を持っています。当座預金口座を開設した銀行から小切手帳を渡されますので、公共料金、スーパーでの買い物、友達へのお金の支払いなど、ありとあらゆる場面で、キャッシュを使うのと同じ感覚で小切手を切ります。日本人にはちょっと想像がつきにくいかもしれませんので、ここから先は、当座預金口座を頭の中で普通預金口座に置き換えて読めば分かり易いと思います。)

連邦準備銀行はこのように言っています。
「連邦準備銀行のメンバー銀行の準備金は、その銀行にある預金の10%より下回ってはいけない。」

ということは、ここに100ドルがあるので、10ドルを準備金としてキープしなくてはならないということです。そして、90ドルまで融資に回せる、ということです。

で、その90ドルを、、、(客席を指差して)そこのご婦人、あなたが借りたとします。その90ドルをどうしますか?何かを買うために使いますよね?なので、買うものの支払いのために小切手を切るために、その借りた90ドルを自分の当座預金口座に入れます。

すると、またその銀行に90ドルの預金が入ったことになります!!!
最初に入った100ドルと、その上にまた90ドルが預金として入ったことになるのです!!!!

融資に回した90ドルが預金されることによって、新しい預金が入ったことになるのです!

(訳者:。。。んなアホな。。。)

「連邦準備銀行は10%だけキープすればいいと言ってますからね~」と言って、銀行は90ドルの10%だけキープして90%を融資に回します。そしてそのお金を借りた人がそのまま自分の口座にそのお金を入れます。すると、またその銀行にまた別の預金があったことになるんです!

で、また、「連邦準備銀行は10%だけキープすればいいと言ってますからね~」と銀行は言い。。。。これが何度も何度も繰り返されます。最終的に、郵便配達員が政府から受け取った100ドルによって、銀行は基本的に900ドルまで融資することが可能になるのです。なぜなら100ドルが準備金で、それは1000ドルの10%ですから、その差額の900ドルの収支を合わせることが出来るのです。

では、そのお金(900ドル)はどこから来たんですか?
(笑)同じところからですよね?
そのお金は融資が行われた瞬間に、何も無いところから湧き出てきたんです。
それ以前はそのお金はどこにも存在しなかったんです。

(訳者:お金が借金から生まれたんですね。。。んなアホな。。。)

ここで重要なことに気付いてくださいね。

連邦準備銀行が何もないところから作り出して政府に渡したお金は、政府がなんらかの目的で支払いに使います。(訳者:公共事業とか、公務員の給与とか)しかし銀行が何もないところから作り出したお金は、銀行が何かの支払いに使うのではなく、あなたや私に融資されるのです。そして私達はその融資に対して利子を支払います。素晴らしいですね。

無に対する利子ですよ!!!


、、、私もそんな魔法の小切手帳を持ちたいですね。

お金を持っていなくても、その小切手帳があるだけで、1万ドル、10万ドル、100万ドル、と書いて皆さんに融資としてお貸し出来るんですから。それに対してあなた方は私に利子を支払ってくれる。

分かりましたか?全く素晴らしい取引です!
これが、カルテルの中にいることで商業銀行が受ける恩恵です。

この詐欺が法律によって合法化されているんです。

そして、私達はこれが素晴らしいことだと教えられています。なので、私達は銀行システムが素晴らしいものだと思っています。しかし実際にはそれは詐欺です。


(訳者:NHKの朝ドラの「あさが来た」を途中まで毎日観ていました。五代様が男前でかっこよかったんですが、「日銀作ったんアンタか!」という気持ちで観ていました。ドラマは色んな意味で面白かったんですが、「みんな業務提携してる人たちか~。。。」と思って観てました。)


(追記:ちなみに、銀行が預金の一部分だけ準備金としてキープする制度のことを部分準備銀行制度と呼びます。アメリカの制度です。日本で株式上場しているのに株式会社ではない、ワケのわからない私企業である日銀の出資者は55%が政府で45%が民間だとか。この45%はアメリカのカルテル銀行の出資でしょうから、日本でも部分準備制度と同じ或いは似た制度になっているはずです。準備預金制度ってやつがそれだと思うんですが、私はあまり詐欺の世界には詳しくない普通の人間なので、よく分かりません。)


(また追記: やっぱり準備預金制度っていうのが日本バージョンの部分準備制度のようです。全く同じものではないと思いますが、根本的な仕組みは同じであるはずです。
日銀当座預金
金融機関が日本銀行に預けている無利息の当座預金。銀行、証券会社など、700ほどの金融機関が預金しており、個人や企業への払い戻し、金融機関どうしの送金、コール取引などの決済に利用される。また、日銀当座預金は金融機関が顧客からの預金の一定割合を預け入れなければならない「準備預金制度」によってなりたっている。各金融機関は準備預金を超えた部分の預金を企業への融資にあてるため、日銀当座預金が潤沢であれば、市場に出回る資金の流通量も潤沢になる。日銀が行なう量的緩和政策の下では、この仕組みを利用し、日銀当座預金の残高を増やすことで、経済の活性化を狙うものである。日銀は金融機関から国債、手形などを担保として日銀当座預金口座に資金を入れ、残高を増やし、市場には潤沢な資金が提供されることになる。)


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No title

所詮は紙なんですよね。日銀の貸借表も国債と紙幣であって、初めから終わっとるんですよ。・・・・笑。

「なんでやねん。借金と紙じゃん。こんなんカスじゃん。しかも無限に増殖するばい菌かよ。いらねー。速攻でゴールド、シルバーに使うべし。」と私は思っとります。

古き好き時代みたく、資産側にはゴールド、シルバーが座り、紙幣でなく、金貨、銀貨を通貨にするのが、本来のあるべき正しい中央銀行の姿なのですね。

余談ですが、シルバー5㌔のラージバーは完全に消えましたね。どこぞのプリオンバンクが相変わらず、血眼で買い漁ってるようですね。
国内では売り切れ納期未定です。

銀貨も相変わらずの品薄で、不定期の少量の入荷だそうです。

品薄にブースト圧が掛かってます。非常に危険な状態です。
近いうちに現物市場がブローしてしまいそうで心配です。

金持ち父さんの「大金持ちの陰謀」

bebetanさん

こんばんは。TOMOKOです。

前は、コメント削除のタイミング等、気を使っていただいてありがとうございました。少し軽率だったかと反省しています。

ところで、今回、「マネーを生み出す怪物」のご紹介、ありがとうございます。

実は、今、3月25日に発売された「金持ち父さんの「大金持ちの陰謀」」
という本を少しずつ読んでいますが、その中に、「マネーを生み出す怪物」からの引用がかなりあります。
Kiyosaki氏のように影響力のある方が紹介されたので、これを機に、日本でも「マネーを生み出す怪物」の再版・より多くの人に知ってもらいたいですね!

でも、Kiyosaki氏の本のタイトルは「Rich Dad's Conspiracy of The Rich」なので、「金持ち父さんの「超富裕層による共同謀議」」のほうがしっくりくる訳のような気がします。”陰謀”とあったら、「なんだ、陰謀論の本か」と思われかねず、敬遠する人もいるかもしれないので、そこだけ残念です…。

また、大統領選で何かと話題のトランプ氏にも触れていますので、興味深いですよ。

Re: 金持ち父さんの「大金持ちの陰謀」

>少し軽率だったかと反省しています。

いえ、私の質問に答えていただいたので感謝してます。知りたかったことが分かって。実は今日そのお店へいってみようと思ってます ^^

> という本を少しずつ読んでいますが、その中に、「マネーを生み出す怪物」からの引用がかなりあります。

ロバート・キヨサキはドナルド・トランプと一緒に本書いたり、一緒に不動産投資セミナーをあちこちでやってましたからね。

> Kiyosaki氏のように影響力のある方が紹介されたので、これを機に、日本でも「マネーを生み出す怪物」の再版・より多くの人に知ってもらいたいですね!

多分、日本では再販はないでしょう。あれだけ値段が高騰してるのに、Kindleとかデータで再販も行われていないのを見ると、再販したくても出来ないんだと思います。お上からの圧力ですよ。日本は自由な社会じゃないですからね。北朝鮮に似てると思います。

> なんだ、陰謀論の本か」と思われかねず、敬遠する人もいるかもしれないので、そこだけ残念です…。

陰謀は陰謀だから、他に表現ないですからね。

> また、大統領選で何かと話題のトランプ氏にも触れていますので、興味深いですよ。

私もアメリカに住んでた頃、トランプ氏の義理の妹さんには何度かお会いしたことあるんです。仕事で。
でもこないだググッたら離婚してましたが。
お会いした頃にはもう別居してたそうで、だからなんかあんなにヤなかんじだったのかな?と今は思ってます。
なんか富豪のわりにはケチだな、と思ったのを覚えてます ^^

Re: Re: 金持ち父さんの「大金持ちの陰謀」

あ、で、キヨサキはオーストリア学派です。
トランプがオーストリア学派かどうかは知りませんが、キヨサキと話しが合うなら、とにかくサンダースやヒラリーよりは、まだマシだな、と思ってます。

オーストリア学派の人達もトランプを応援してるわけではないですが、サンダースとヒラリーには反対しています。

でも誰が大統領になっても、金融崩壊はまぬがれないし、戦争になる可能性大ですが。

No title

インドのゴールド売上税、これはちょっと嫌ですね。
http://goldnews.jp/column/ikemizu/entry-4282.html


日本も将来、とんでもない税金を課す可能性があるので、金銀も
完璧な資産保全対策とは言えないんですよね。

まあ、日本円は限りなく紙切れに近づくと思うので、それと比べたら
王道なやり方ですけど。
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Author:bebetan
UFO:  信じる
自由: 賛成
平和: 賛成
自然エネルギー: 賛成
本:  わら一本の革命

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