マネーを生み出す怪物 (8) by エドワード・グリフィン

オーストリア学派の人達の話の中によくマネーを生み出す怪物という本のタイトルが登場します。
連邦準備制度の歴史の本です。

この本を読めば、今世界で起きている世界経済の問題の全てが理解出来ます。

下の動画はその本の著者、エドワード・グリフィンのレクチャーです。

エドワード・グリフィン自身はオーストリア学派としてより、ノンフィクション作家として知られています。
多くのオーストリア学派の人達が「マネーを生み出す怪物」を読むことを推奨しています。
(図書館にもあると思うので探してみてください。)

本は今から20年前の1994年に書かれました。このレクチャーはその頃に行われたものです。



(39:48-47:13)

(最初から読む方はここをクリック)


ただ単に、無に対する利子だけではないですよ。
永遠の無に対する利子です。

なぜならこのお金が作り出された後、もしあなたがお金を銀行に返せば、銀行の台帳にはクレジットとして記載されることになりますから、またそれを他の誰かに貸すことが出来るのです。とにかく目的はそのお金を貸し出し続けることです。銀行はお金を貸さないと利子が稼げませんから、お金が貸し出されないことは嫌なんです。それがインクつぼの中にあると彼らにとって何の利益にもならないのです。なぜなら、そこには何もないからです。ただインク(紙のお金)とコンピュータの内部での電気的インパルス(コンピューター上の数字)だけがあるのみです。ただそれだけです。そして彼らはそれらに対して利子を取ります。

しかし、これがこのプロセスの最後ではありません。これはアメリカでお金がどのようにして作られるのかという話です。しかし話はこれで終わりません。なぜなら、これには結果がついてくるからです。

このプロセスが私達にどのような影響を与えるのでしょうか?私達はこんな話に何か関わりがあるんですか?

はい、私達はこれに影響を受けています。

「へ~、銀行は本当に賢いな!これだけ賢いんだから、彼らが金持ちになるのはふさわしいことだ!」
と言う人たちがいます。まるで、このプロセスから自分たちが何の影響も受けていないかのように言っています。

では、ご説明しましょう。

この無から作り出されたお金は経済システムの中に流れ込み、すでに経済システムの中に存在しているドルの価値を希薄化します。

これは鍋の中のスープに水を注ぎいれるのと似たようなことです。

なので経済はこれらの新しく作り出されたドルによって希薄化され、物の値段が上がっていきます、或いは、物の値段が上がっていくように見えます。これはインフレーションと呼ばれるプロセスです。今、物の値段が上がっていくように見える、と私は言いましたが、物の値段は本当は上がりません。何が起きているのかというと、ドルの価値が下がっているんです。これを私達は目の当たりにしているんです。もし本物のお金のシステムがあれば、本物のお金のことです。ゴールド、シルバー、或いは何でも実物としての
価値があるもの何でもいいですから、、、例えばコーヒーカップとか。なんでもいいですから、何もないところから作り出すことが出来ない物、それによって裏付けられているお金があれば、そのお金の購買力は長期に渡って失われません。

このポイントをより詳しく説明します。

もし私達が古代ローマ時代に生きていたとします。そして1オンスの金貨を持っていたとします。当時、その1枚の金貨で良質のトガ、良質の手作りのベルト、サンダルを買うことが出来ました。それが支払いの金額でした。今現在、1オンスの金貨で何が買えるでしょうか?今日ではどの紳士服店にでも行って、洗練されたスーツ、手作りのベルト、そして靴が買えます。

これらのアイテムの本当の値段は何千年にも渡って変わっていないのです!!

本物のお金で計ると値段は変わっていないのです!

しかし私達がドルと呼んで毎日使っているお金は、本物のお金ではありません。
それらは本当は連邦準備券です。(訳者:日本人が使ってるのは日本銀行券です。)
それらは価値がどんどん失われていきます。なぜなら政府や銀行がどんどんより多くのドルを作り出し、経済スープを希薄化させるからです。

しかし、話はまだ終わりません。

インフレーションと呼ばれるものを通して通貨は購買力を失いましたが、これにより、「誰が得したのか?」という疑問を何人の人が持つでしょうか?

私達の通貨が購買力を失うことで、誰か得をした人がいるんでしょうか?或いは、通貨の失われた購買力は蒸発か何かして、気化して天国へでも行ったのでしょうか?

誰かが得をしましたよね?そう思いませんか?しかし私達はそれが誰なのか知らない。

では、それについて追求していきましょう。

私達の通貨の失われた購買力によって得した人達は、これらの新しい通貨が経済スープに投入されたところでそれらの通貨を一番最初に受け取った人達です。これらのノズルにいた人達は、これらの他のドルと見分けがつかない新しいドルを一番最初に受け取り、まだ購買力が100%ある段階で何かを買うことが出来ます。しかし、その人達の手を離れて別の人にドルが渡り、また別の人、そしてまた別の人、、、と鍋の中のピラミッドを降りていって、私達の手元に届く頃には、購買力が失われています。

ノズルのところで一番最初にそれらの新しいドルを受け取る人達が、私達が下のほうで受け取るすでに購買力が失われたドルによって得をする人達です。

それらは誰ですか?

まぁ、まず政府ですよね。10億ドルの小切手が始まったのは政府からでしたよね?全てのプロセスの最初が政府でした。政府がまず最初にそのお金を使います。そして政府のために働く人達、そして政府の下請けの会社、交付金を受ける組織、そして次の段階に行き、その時点でもまだ購買力は沢山残っていますので、その人達にとっても良いことです。そしてまた次の段階へ、、、と繰り返します。

しかし、金融業のほうはどうでしょうか?
誰がそのお金をまず手に入れたのでしょうか?

それは、融資の窓口に来た人達です。
彼等がその新しいお金を銀行側で最初に受け取る人達です。

これは皆さんご存知だと思いますが、「インフレーションの時期はお金を借りるのに良い時期だ」とみんな言いますからそれを皆さん聞いたことがあると思います。

あなたは1ドルを借りて、25セント、或いは50セントを利子として支払うことを知っています。なぜならインフレがそれらのドルの価値を損なうことを知っているからです。なので、お金を借りることが得だということを知っています。そしてお金を借りなかった人達、お金を貯めていた人達、これらの人達が損をする人達です。

しかし気付いて下さい、お金を借りた人達が得たこの利益から、彼等は銀行に対して利子を支払わなくてはなりません。無に対する利子です。なので、このお金を借りた人は実際には何も得していないのです。彼は利益を上げているように見えます。しかしそれは紙上の利益です。そして彼のその紙上の利益は銀行に利子として戻っていきます。無に対する利子です。

インフレの時期にはこれらのペーパー資産はどんどん拡大します。不動産は現在とても価値が高いように見えます。
そして、経済が収縮します。そして彼はお金を全て失います。ここで、あることに気付いてください。

あなたが銀行に行って、実際には無である、これらのお金を借りる時、銀行はあなたから無を受け取ることを期待していますか?ノーですよね?彼らはあなたに担保の差し入れの書類にサインするように求めますよね?あなたの車、家、あなたの資産です。実物資産です。無の資産ではありません。

なので、経済が収縮し、あなたが銀行に毎月の支払いが出来なくなった時、彼らはあなたの実物資産を手に入れます。

なので、経済が拡大しようが、収縮しようが、銀行はどちらでも順調にやれるんです。

では、最初の質問に戻りますが、誰が得をしたんでしょうか?(インフレで)あなた方のお金の購買力が失われることで誰が得するんでしょうか?

大きな驚きです。それは業務提携しているメンバーの2者です。

連邦準備システムと、政府です。

銀行カルテルのメンバーと政府、これらの2者があなた方のお金の購買力が失われることで得する人達です。

極めてシンプルに説明しましたが、これが連邦準備制度の概要です。
そして皆さんに保証しますが、

このテーマはどこのどのような教科書にも載っていませんよ。

また、皆さんが連邦準備制度について知るべき重要なことはすでに理解されたことも言っておきます。

通貨の購買力が失われることによる、政府側にとっての利益は、彼らは人々に課税することが出来るんです。
忘れないで下さいよ、インフレは税金です。必ず支払わなくてはならない税金です。逃げ道はありません。これは

隠れた税金

なんです。しかし他の税金と同じです。なので、人々に「自分たちは税金を払っている」という認識を持たせないまま、政府は人々に税金を課すことが出来るんです。


そして銀行カルテル側では、彼らが永遠に利子を回収することが出来るようになるんです。
永遠の無に対する利子です。

ここでパート1が終わります。
そのままいてくださいね。後半に続きます。


(訳者: あ~おそろし。これがヤクザの世界の話じゃないってところがおそろしい~~。)


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No title

本物のお金で計ると値段は変わっていないのです!→好い事をいいますね。実は物と物の価値は太古からあまり変わってないのですよ。

例えば日本では、大昔から銀貨1枚で米10㌔が変えましたが、今でも1オンス銀貨「3000円」でちょうど10㌔の米が買えるんですよね。

ズバリ、そこに供給される紙幣の量で物価が変わるのですよ。紙幣とは不安定な悪貨の事なのですよ。

なので、最後は必ず絶対的な価値の保存機能と安定力を持つ最強の通貨「現物ゴールド等」が銀行、政府、日銀をも屈服さすのですよ。

それら詐欺システムはゴールドの前に完膚なきまで叩きのめされ、強制成仏するのですよ。・・・・・幾度となく歴史は繰り返すんですよ。ゴールドは有史以来、無敗の神様なのです。・・・・神には紙は絶対に勝てませんよ。・・・笑。

本物の通貨「ゴールド等の現物」を持つ者のみのみが、最後の勝者となるのですよ。・・・・笑。


No title

こんにちは。

最近、円建て金価格は円高でイマイチですが、金鉱株はかなり

上昇していますね。

もう少し買っておけばよかったですが、バリックゴールドが塩漬けに

なっているので、勝負できませんでした。

ただ、塩漬けもだいぶ解消されてきたので、ほっとしています笑

個人的には、銀鉱山の会社の株式がこれからパフォーマンスが

あがるような気がします。

No title

いつも翻訳ありがとうございます。

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48218

この記事を読んでいて、ふと考えたのですが、一般的に恐慌の際は株価が暴落するものですが、売りを中央銀行が買い支えることになると少し様相が変わってくるかもしれませんね。

中央銀行が大株主になるということは、企業が彼らの所有になると言うことですよね。

一方で、ヘリコプターマネーが市民の財布に振り込まれ市民の政府への依存度が増し。ハイパーインフレで食うや食わずの状態になると、社会全体が社会主義化してゆく可能性があるんじゃ無いかと思っています。

Re: No title

> 個人的には、銀鉱山の会社の株式がこれからパフォーマンスが
> あがるような気がします。

私もそう思います。ってゆーか、みんなそれ言ってます。何か良い銀鉱山の株があれば教えてください。

No title

銀鉱株ですが、私はちょっとだけクール・マイニング(CDE)を

保有しています。

あと、私が買うとしたら、シルバー・スタンダード・リソーシズ(SSRI)
ですかね。

SSRIはマネックス証券で買えると思います。

CDEはSBI証券でも購入できますね。

財務的には問題ないと思いますが、何が起こるか分からないのが

世の常なので、投資される場合は自己責任でお願いします。


まあ、ビットコインよりはリスクが低いと思いますけど笑

Re: No title

> 世の常なので、投資される場合は自己責任でお願いします。

それは当然なんで、大丈夫です。人のいう事はそもそも話し半分でしか聞かないたちなんで ^^
ちょっとチェックしてみます☆

> まあ、ビットコインよりはリスクが低いと思いますけど笑

こないだ数年ぶりに友達に会ったらビットコイン長者になってました。5千万投資して15倍になったとか。
そしたら税務署に追い掛け回されて、自宅まで来たそうで、怒ってました。

まるで犯罪者扱いを受けたそうです。

もう日本から脱出するようにお伝えしました。
でも資産数十億(紙と不動産ばかり)になってしまったんで、もう今から全部非難させるのは無理でしょうけど。

No title

税務署に追い掛け回されて、自宅まで来たそうで、→パナマ文書じゃないけど海外に逃避したくなるんでしょうね。

でもガラポンになれば、いくらタックスヘイブンでも地獄行になるでしょう。結局、紙幣や紙の資産で有るので、どこでも同じ地獄行でしょうかね。

タックスヘイブンじゃなくて、現物ヘイブンとか有れば好いのにね。・・・・笑。

Re: No title

> SSRIはマネックス証券で買えると思います。
> CDEはSBI証券でも購入できますね。

情報ありがとうございます。チェックしました。
めちゃくちゃ興味あります。

、、、でも軍資金がゼロです。。。。・゚゚・(>_<;)・゚゚・。

先週末にうちの猫が私のヘアゴムを飲んで緊急手術。。。
ただでさえ色々支払いがあって台所は火の車なのに。。。

ちょっと全ての支払いを済ませてから、軍資金をためます。
それまでに上がってしまって買えなくなったら、仕方ない、諦めます。 ・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。エーン!!

顔文字で心境を表現してみました。
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bebetan

Author:bebetan
UFO:  信じる
自由: 賛成
平和: 賛成
自然エネルギー: 賛成
本:  わら一本の革命

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